NoteWebディレクター・ハラヒロシのブログ

電子書籍の衝撃

電子書籍の衝撃本が電子化されるとどんな世界が待っているのか―。
iTunesが「プラットフォーム」として機能したことで市場を形成しているといった事例を挙げ、本もプラットフォーム化していく。キンドルやiPadといった電子ブックを読むのにふさわしいタブレットが登場し、そこで本を買うこととができるというプラットフォーム。それが促すセルフパブリッシング。ソーシャルメディア内でのコンテキスト(文脈)を介して生まれる、本と読者の新しいマッチング…。
そういった世界がすぐ近くに迫っているのは読んでみてよくわかるけど、本当にそうなってしまうのかという驚き。一番衝撃だったのは、誰でもISBNコードを取得してAmazonのキンドルストアで電子ブックを売ることができるということ。ISBN取得にお金はかかりますが、初期費用はゼロ(売れた分から手数料が差し引かれる)。これは是非、面白そうなので一度やってみたい。キンドルやアマゾンDTPが日本語化されるのもそう遠くないようなので、セルフパブリッシングの到来は目前なんでしょうね。”著書がある”なんてことが珍しいことではなくなりますね。
電子書籍っていう形態って、一体なんだろう?って感じもします。デバイスが充実して、その中で検索できて読めるものであれば、Webでも本でも関係ないというか、本という概念がどんどん薄くなって、Webという大きな枠組みのひとつになっていくような気もします。いずれにしても大きなうねりが起こることを感じさせる一冊でした。おなかいっぱいです。

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