考えるクセ
デザイナーとの会話のなかで「普段から考える(プランニング)クセをつけておかないといけない」といったような話題になり。これ、一般的にWebデザイナーが抱える慢性的な問題なのかも、と思いました。特に分業化が難しい地方(語弊があるかもしれないけど)では、最低でも2、3の突出したスキルが求められる。つまり、Webデザイナーといっても営業もディレクションもコーディングも運用もしなければいけない。全体を見渡さなければならないわりに作業比率が高く、抱える本数に限度がある。必然的に”考える”時間と機会がどうしても少なくなりがち。
そういった状況を根本から変えることはできないけど、「考えるクセ」は意図的にやらなきゃ身につくはずもない。一定のアベレージのアウトプットに結び付けるには、訓練が必要だから。それ以前に簡単に始められることとすれば「すぐに手をつける」ことかもしれない。これは僕の基本的なワークフローだけど、どんなに忙しかろうが、先ず手をつけることで、必然的にアタマのスイッチが入ったままになる。ギリギリになって取り掛かるのとは、その差は歴然だと思うのです。
で、その手本となるのが、手前味噌で恐縮ですが弊社ツートップ。たとえばボス。考えることが大好き。スイッチが瞬間的に入り、一晩でコピー100本なんか余裕でこなしてしまう。みんな、ツートップのそういうところ見習うべきよ。僕はまだ、まったく追いつけてない。だからこの会社にいるんだけど(やべ、ほめすぎ)。
マニュアルや仕様書や支給原稿を処理するだけではアタマ使ったことにならない。自分のフィルタを通して、仕事を作業にせず、オペレーターでなくブレーンであることを自覚し、アウトプットにつなげたいものです。