NoteWebディレクター・ハラヒロシのブログ

N-ex Talking Over

昨日17日に平安堂3Fのカフェぺえじにて行われたN-ex Talking Overに行ってきました。テーマは「人の住む街、街は「人」が創るのです」で、ゲストに増淵敏之氏(法政大学大学院教授・メジャーレコード会社出身)を迎えて開催しました。参加者は約20名。会場の広さからいってもちょうどよい人数だったと思います。参加者の顔ぶれはホントに多彩で、大学教授、元銀行員、県職員、市職員、放送局員、NPO法人理事長、自営業、そしてナガブロの草間さんやD&D長野の瀧内くん、もともとキャラが立っているN[エヌ]スタッフ…。長野という地域にかかわり、危機感を抱き、なんとかしたいと思っている人が集まっているだけあって、2時間ではとてもトークしきれないぐらい密度の濃く、興味深い内容であっという間に時間が過ぎていきました。
増淵教授とお会いするのは二回目ですが、経済地理学をベースに地域研究に精通していらっしゃり、コンテンツ産業の立地行動、都市構造との関係などをテーマに研究をされているということで、札幌や盛岡、宇都宮、金沢といた他地域の事例(成功例・失敗例の両面)と長野を比較するユーモアたっぷりな視点が面白かったです。
テーマにある”街は「人」が創る”という点において、長野はその部分においてのコンテンツ発信力が希薄であることを学びました。たくさんあるはずの資源がまだ見えていなくて、いかにして表出させるか、そしていかにして長野に滞留するポイントを見出すか…。このイベントの根本的な主旨である「アイデアの循環」として、考えさせられるきっかけはたくさん生まれたような気がします。長野市では来月もこのイベントが開催されます。興味ある方は是非出席してみてください。