らしさとは?を楽しく学ぶ

ウル虎の巻

-参の巻-AIがあるのに、なぜ頼むんだろう。

AIで作れるなら、わざわざお金を払う必要はないんじゃない?

確かに、AIは文章を書き、デザインの提案をし、コードまで出力します。使ったことがある方なら、その精度に驚いたはずです。でも、「AIで作れる」と「AIだけでうまくいく」は別の話です。この記事では、AIと制作会社の役割の違いを整理します。

「AIで作るから、いいかな」と言われたら?

エルくん
エルくん
クライアントから『AIで作るから、Webサイト制作の依頼はいいかな』って言われたでござる。なんて返せばいいかわからんでござる
ベイ・ハクライ
ベイ・ハクライ
ジェネレーティブAIのオートメーションケーパビリティはエクスパンディングしているが、ストラテジックアラインメントなしにデプロイするのはリスキーでごじゃる
エルくん
エルくん
...拙者がAIを使いこなせれば、クライアントに勝てたということでござるか?
ホウホウ長老
ホウホウ長老
道具に呑まれる、というやつじゃな
エルくん
エルくん
???
ホウホウ長老
ホウホウ長老
道具が増えると『何を作るか』は決めやすくなる。でも、『なぜ作るか』が抜け落ちやすくなるということじゃ
エルくん
エルくん
『なぜ』が抜け落ちる...でござるか
ホウホウ長老
ホウホウ長老
そういうことじゃ。どんな道具も、使う目的が先にある。AIも例外ではないということじゃ

「プロンプトを工夫すればいい」じゃないのか

エルくん
エルくん
でも、プロンプトさえちゃんと書けば、AIも目的を考えてくれるのではでござるか?
ベイ・ハクライ
ベイ・ハクライ
プロンプトクオリティはユーザーのメンタルモデルにダイレクトリーデペンデントでごじゃる

(誰も拾わない)

エルくん
エルくん
......?
ホウホウ長老
ホウホウ長老
目的のない問いには、それらしい答えが返ってくるのじゃ
エルくん
エルくん
たしかに...
ホウホウ長老
ホウホウ長老
『いい感じにして』と頼めば『いい感じのもの』が出てくる。でも、『いい感じ』とは何かを決めていないと、それが正しいかどうか判断できん。判断する基準がないまま作り続けても、いつまでもゴールに着かないのじゃ

小さい会社こそ、目的がズレると怖い

エルくん
エルくん
でも大企業はともかく、小さい会社はAIだけで乗り切ればコストも安くていいのでござるよね...
舵取社長
舵取社長
逆だ
エルくん
エルくん
...逆でござるか?
舵取社長
舵取社長
小さい会社こそ、目的がズレると取り返しがつかない
エルくん
エルくん
ロゴも、サイトも、全部やり直し...でござるか
舵取社長
舵取社長
そうだ。やり直すにも体力がいるだろ

制作会社に頼む仕事は、4つある

Step1.目的を言語化する

エルくん
エルくん
つまり、まず『なぜ作るか』を決めないといけないでござるか
ホウホウ長老
ホウホウ長老
そうじゃ。『何を作るか』より先に、『誰のために、何のために作るか』を言葉にすること。この問いに答えられないまま制作に入ると、途中で必ず迷子になるのじゃ
エルくん
エルくん
これ、AIには答えられないでござるな...
ホウホウ長老
ホウホウ長老
問いを立てるのは人間の仕事じゃ。答えを出す力と、問いを立てる力は、別のものじゃ

Step2.ターゲットを決める

エルくん
エルくん
では、誰に向けて作るかも最初に決めるでござるな
ホウホウ長老
ホウホウ長老
うむ。AIはみんなに読みやすい文章は書ける。しかし『この人に刺さる言葉』は決められんのじゃ。なぜなら、『この人が誰か』を決めるのも人間の仕事だからじゃ
エルくん
エルくん
AIは届けることはできても、誰に届けるかは決められない...でござるな
ホウホウ長老
ホウホウ長老
ターゲットが決まってはじめて、AIは本領を発揮するのじゃ

Step3.情報を設計する(構造化する)

エルくん
エルくん
ターゲットが決まったら、次は何でござるか
ホウホウ長老
ホウホウ長老
情報設計じゃ。何を、どの順番で伝えるかを整えること。AIは文章は書けるが、『何を先に伝えるべきか』という優先順位は、目的とターゲットを理解していなければ決められんのじゃ
エルくん
エルくん
先に骨組みを作るということでござるな
ホウホウ長老
ホウホウ長老
うむ。骨組みのないコンテンツは、どれだけ良い文章でも伝わらん。逆に言えば、骨組みさえ正しければ、あとはAIが大きな力を貸してくれるのじゃ

Step4.AIとの役割を分担する

エルくん
エルくん
じゃあ、AIはどこで活躍するでござるか
ホウホウ長老
ホウホウ長老
目的・ターゲット・構造が決まったあとじゃ。文章の生成、表現のバリエーション出し、磨き直し。その段階でAIは圧倒的な力を発揮するのじゃ。AIは『使う道具』ではなく、『ともに作る仲間』じゃ
エルくん
エルくん
AIに丸投げするんじゃなくて、役割を分けるでござるな
ホウホウ長老
ホウホウ長老
AIとともだちになることじゃ。入口の対話「なぜ作るか」を問うことと、出口のクリエイティブ「どう届けるか」を判断することには、人の心が宿らなければならん。そこだけは、AIに委ねてはいかんのじゃ

「とりあえず作って後から直せばいい」の落とし穴

エルくん
エルくん
とりあえずAIに書いてもらって後から修正すればOKでござるな!
ベイ・ハクライ
ベイ・ハクライ
インプットフレームワークなしにアウトプットのイタレーションをリピートするのはエフォートのミスアロケーションでごじゃる

(誰も拾わない)

舵取社長
舵取社長
目的がないまま作ると、全部やり直しになるぞ
エルくん
エルくん
後から修正しようとしても、何に向かって直すのかわからないでござるか...
舵取社長
舵取社長
そうだ。土台がなければ、良い素材も使えない

何から始めればいい

エルくん
エルくん
でも...何から始めればいいでござるか?
ホウホウ長老
ホウホウ長老
順番がある。まず『なぜこれを作るか』を言葉にすることじゃ
エルくん
エルくん
なぜ、が先...でござるな
ホウホウ長老
ホウホウ長老
次に『誰のために』を決めることじゃ
エルくん
エルくん
ターゲットを決める...でござるな
ホウホウ長老
ホウホウ長老
最後に『どの順番で伝えるか』を整理する。そこまで来てはじめて、AIは頼もしい相棒になるのじゃ
エルくん
エルくん
...AIはすごい道具でござる。でも『何をつくるか』より『なぜつくるか』が先にあるでござるな
ホウホウ長老
ホウホウ長老
うむ。問いを立てる者が、道具を使いこなせるのじゃ

最後に

ホウホウ長老
ホウホウ長老
道具が進化した時代に問われるのは、『問いを立てる力』じゃな
エルくん
エルくん
つまり、AIに何を頼むかを決められる人が強いでござるな!

AIがあるのに、なぜ頼むんだろう。

それは、「問う力」を一緒に持てるパートナーが必要だからです。

AIは文章もデザインも、驚くほどの精度で作ります。しかし「なぜ作るか」「誰に届けるか」その問いを整理し、言葉にするのは人間の仕事です。自社のことを言葉にするのが苦手でも、一緒に整理できます。問いが定まれば、AIはあなたの会社だけの言葉を生み出す力になります。比較ではなく、「あなただから」と選ばれるために。私たちは、問いを立てる側として、AIとともに制作するチームです。

よくある質問

AIを使えばWebサイトは自分で作れますか?
作ること自体は可能です。ただし「誰に、何のために作るか」という目的の整理は、AIには代わりにできません。目的が定まっていないと、でき上がったものが届かない可能性があります。
制作会社に頼むとAIより何が違うのですか?
違いは技術力ではなく、問いを立てる仕事です。目的の言語化・ターゲット設定・情報設計という「作る前の整理」を一緒にやることが、制作会社の本来の役割です。
AIと制作会社を併用することはできますか?
できます。目的・ターゲット・構造が決まったあとの文章生成や表現のブラッシュアップには、AIは大きな力を発揮します。役割を分けることで、両方の強みを活かせます。
-弐の巻- サイト制作って、何から始めればいい? -四の巻- 会社のキャッチコピーって、どうやってつくるんだろう。

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制作・監修

デザインスタジオ・エル

ブランディングデザイン会社|長野

デザインスタジオ・エルは「超えるをつくる」を合言葉に「らしさ」をかたちにする、ブランディングデザインの会社です。
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