らしさとは?を楽しく学ぶ

ウル虎の巻

-壱の巻-「らしさ」はどう作られるの?

らしさを作るって、「ブランディング」ってこと?

「それって、大企業がやるものでしょ」「ロゴをきれいにすればいいんでしょ」——そう思っている方は多いです。でも、本質はそこにありません。どんな規模の会社にも「らしさ」はあり、それを正しく伝えることが、選ばれる理由になります。

この記事では、「らしさ」とは何か、なぜ中小企業にこそ必要なのか、どう進めるのかを順番に整理します。

「らしさ」をつくるとはどういうことか

エルくん
エルくん
クライアントの「らしさ」をつくるために、まずはロゴをつくるでござる!そうと決まれば無限アイデア出しの修行に行くでござる
舵取社長
舵取社長
待て。らしさをつくるとは、単にロゴをつくることではないぞ
エルくん
エルくん
え…?じゃあなんでござるか?
ベイ・ハクライ
ベイ・ハクライ
「ビジュアルだけじゃなくて、アイデンティティやコンセプトのストラクチャーをデザインすることがインポータントでごじゃる」

(誰も拾わない)

ホウホウ長老
ホウホウ長老
意味論的脱文脈じゃな
エルくん
エルくん
???
ホウホウ長老
ホウホウ長老
"見た目だけ切り取っている"ということじゃ。らしさとは、中にある意味を外に伝えることじゃ
エルくん
エルくん
つまり、見た目より前に、中身があるってことでござるな
ホウホウ長老
ホウホウ長老
そういうことじゃ。どんな価値を持っているか、なぜこの会社なのか、何を大切にしているか——その見えない部分を整えることが「らしさをつくる」ということじゃ

なぜ「らしさを伝えること」が必要なのか

エルくん
エルくん
いいものを作っていれば、自然と選ばれるのではないでござるか?
ベイ・ハクライ
ベイ・ハクライ
マーケットにおけるポジショニングとパーセプションのコントロールができていないと、バリューがデリバリーされないでごじゃる

(誰も拾わない)

エルくん
エルくん
......長老?
ホウホウ長老
ホウホウ長老
価値があっても認識されなければ、存在しないのと同義じゃな
エルくん
エルくん
たしかに...
ホウホウ長老
ホウホウ長老
価格・機能・実績だけで比較されると、最終的には"安いほう"が選ばれる。らしさを伝えることで、比較されにくくなる。共感で選ばれる。"あなただから"という状態がつくれるのじゃ

中小企業にとっての「らしさ」の意味

エルくん
エルくん
でも、そういうプロジェクトは大企業がやるイメージでござる
舵取社長
舵取社長
逆だ、中小企業こそやるべきだ
エルくん
エルくん
...え?
舵取社長
舵取社長
広告費も知名度も関係ない。小さいからこそ、顔が見える。"何者か"を明確にするんだ。
エルくん
エルくん
大きく見せるんじゃなくて、等身大でちゃんと伝えることが大事でござるな

具体的に何をするのか

Step1.聴く

エルくん
エルくん
まず何から始めるでござるか?
ホウホウ長老
ホウホウ長老
まず、クライアントの話を徹底的に聴くことじゃ。なぜこの事業をやっているのか、どんな想いがあるのか、これまでどんな歩みがあったのか——相手のすでにある価値を、丁寧に受け取ることから始まるのじゃ
エルくん
エルくん
つまり、最初はしゃべるよりも聞く側でいるってことでござるな
ホウホウ長老
ホウホウ長老
うむ。ここが一番大事かもしれんな

Step2.見つける

エルくん
エルくん
聴いたあとは、何をするでござるか?
ホウホウ長老
ホウホウ長老
らしさとは、外から付与するものではなく、内在しているものを発見する行為じゃ。他と何が違うのか、なぜ選ばれているのか、どこに価値があるのか——"特別なもの"を作るのではなく、"すでにある価値"に気づくことがこのステップの目的じゃ
エルくん
エルくん
もともとあるってことに、気づくだけでいいでござるな
ホウホウ長老
ホウホウ長老
うむ。気づくことが、第一歩じゃ

Step3.つくる

エルくん
エルくん
ここでロゴとか作るでござるか?
ホウホウ長老
ホウホウ長老
見つけた軸をもとに、言葉・コンセプト・デザインへと落とし込む段階じゃ。順番があることが大切で、表層から構築すると、意味と形式が乖離する
エルくん
エルくん
見た目と中身がズレるってことでござるか?
ホウホウ長老
ホウホウ長老
うむ。大切なのは、すべてが同じ方向を向いていることじゃ

Step4.育てる

エルくん
エルくん
つくったら終わりじゃないでござるか?
ホウホウ長老
ホウホウ長老
そこからが始まりじゃ。検証して、発信を改善して、新しいツールを加えて——時間と愛をかけて、少しずつ手を入れていくものじゃ
エルくん
エルくん
すぐ結果が出るものではないでござるな
ホウホウ長老
ホウホウ長老
うむ。だからこそ意味があるのじゃ。固定されたものではなく、時間とともに更新される意味体系じゃ
エルくん
エルくん
コツコツやってれば、いつかバズるでござるな!
ホウホウ長老
ホウホウ長老
バズる...。バズとは英語で蜂の羽音のことじゃ。無数の小さな振動が重なって共鳴する——情報の伝播をよく言い当てた語じゃ
エルくん
エルくん
ゆ、由来までは知らなかったでござる…
ホウホウ長老
ホウホウ長老
うむ。積み重ねることで、やがて届くということじゃな
舵取社長
舵取社長
エル、続けるぞ

よくある失敗

エルくん
エルくん
でも、クライアントから"とにかくかっこよく、見栄え良くしてほしい"って言われたでござる。
ベイ・ハクライ
ベイ・ハクライ
それはコアアイデンティティとディスコネクトしたケースでごじゃる

(誰も拾わない)

舵取社長
舵取社長
なんとなくかっこいい"っぽい"ものをつくろうとすると、だいたいうまくいかないぞ
エルくん
エルくん
むむ...それっぽく見せているだけで、中身がついてこないってことでござるか?
舵取社長
舵取社長
そうだ。社内で共有されていないと、見た目だけ整えて終わりになる

進め方

エルくん
エルくん
でも...何から始めればいいでござるか?
ホウホウ長老
ホウホウ長老
順番がある。まず"言語化"じゃ。自分たちは何者か、何を大切にしているかを言葉にすること
エルくん
エルくん
しゃべれるようにすることが先でござるな
ホウホウ長老
ホウホウ長老
次に"可視化"じゃ。言葉にしたものを、デザインやコンテンツとして形にすること
エルくん
エルくん
言葉が先で、デザインはあと...でござるな
ホウホウ長老
ホウホウ長老
最後に"浸透"じゃ。社内・社外に一貫して伝え続けること。この流れを繰り返す
エルくん
エルくん
一回でおわりじゃなくて、繰り返すものなんでござるな
ホウホウ長老
ホウホウ長老
制作の前の言葉づくりが、すべての土台じゃ。形より先に、意味があるのじゃ
エルくん
エルくん
たしかにでござる

最後に

ホウホウ長老
ホウホウ長老
"らしさ"とは、選ばれるための装飾ではないということじゃ
エルくん
エルくん
つまり、"何者か"をはっきりさせて、それをちゃんと伝えることでござるな
舵取社長
舵取社長
そうだ。
ホウホウ長老
ホウホウ長老
そしてもうひとつ
エルくん
エルくん
もうひとつ?
ホウホウ長老
ホウホウ長老
それが"らしさ"として伝わったとき、人は選ぶのじゃ
舵取社長
舵取社長
"あなただから"ってな
エルくん
エルくん
"好きになる"ってことでござるな!!

この記事のまとめ

「らしさ」はどう作られるの?

「らしさ」は新たにつくるものではなく、すでにそこにあるものを「一緒に見つけるもの」です。

どんな会社にも、これまで積み上げてきたものがあります。どんな仕事をしてきたか、何を大切にしてきたか、どんなお客さんに喜ばれてきたか——その中に、必ず原石があります。

私たちの仕事は、それを掘り起こし、言葉にし、伝わる形に整えることです。「かっこよく見せること」ではなく、「正しく伝えること」。等身大のまま、少しずつ積み上げていくことが、永く愛される存在への道だと考えています。

デザインスタジオ・エルは「超えるをつくる」を合言葉に「らしさ」をかたちにする、ブランディングデザインの会社です。
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