タイポさんぽ: 路上の文字観察
タイポさんぽ: 路上の文字観察 藤本 健太郎
商店街の老舗の看板,ローカルな商品のロゴ,手書きの注意書き,道路や壁の文字の痕跡……。
街を歩けばコンピュータのフォントにはない独特の手ざわりをもった文字たちがそこかしこに息づいている。
これら味わい深い文字たちの多くは,市井のデザイナーや人々がレタリングや手描きによって、生活のなかで生み出してきたものだ。
著者は既存のフォントで埋め尽くされゆく都市空間のなかで、力強くかがやくそれらの文字を同時代的な視点で再発見し,その豊かな可能性を現代へ橋渡しする。
掲載事例は日本各地で採取された文字コレクションから厳選。 (Amazonより)
街中の看板やロゴを集めた本が好きです。自分も収集してみたいと思うから…。デジタルフォントの時代を生きているからこそ、古めかしい「市井の文字」が逆に新しく感じることが多々あります。
この本は、著者であるグラフィックデザイナー・藤本健太郎さんが自ら散歩中に出あったタイポグラフィとの出会いを厳選されたというもの。単に収集するだけでなく、そのタイポに対する観察や文章がしっかりと添えられていて、まさにデザイナーの愛情を感じることができる一冊です。長野の看板もいくつかありますよ。
タイポ好きな人を集めて、ぜひ長野界隈の看板・ロゴ収集などやってみたいものです。